2008年01月18日

ボビー・フィッシャー氏死去

また、ひとつの時代が終わった。
 AP通信などによると、米国への批判的な言動で知られ、日本で入管当局に拘束されたこともあるチェスの元世界王者ボビー・フィッシャー氏が17日、アイスランドの首都レイキャビクの病院で死去した。64歳だった。病死とみられるが死因は不明。代理人が18日、明らかにした。(スポーツ報知「“元チェス世界王者”B・フィッシャー氏が死去」)

このプロフィールから見てわかるとおり、いとも簡単に(言い過ぎか)あっという間にチェス世界王者に就き、英雄となったものの、その後は逃亡者として過ごすことになった。詳しいプロフィールはウィキペデイアの該当項目が詳しい。また、日本での拘束にかかわることは極東Blog「ボビー・フィッシャーを捕まえた」がまとめている。
#表現を修正しました(08.2.2)「私のしたいことはひとつ。チェスだけだ(カスパロフ著「決定力を鍛える」 NHK出版より)」という言葉を残したが、そうでない人生を送った。

私の想像で書くが、当時の世界状況や本人のガラスの心がああいった悲劇を生んだのではないかと思う。ただ、幸いにも多くの人に支えられていて、日本の拘束の際は将棋の羽生善治さんが首相に嘆願したことなどからそのことが伺える。

冥福を祈りたい。
ラベル:チェス 訃報
posted by eksmin at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | チェス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
同じシーサーネットのチェス仲間(?)です。

>いとも簡単に(言い過ぎか)チェス世界王者に就き

「言い過ぎです」!
チェスは世界を相手にしています。
ボビー・フィッシャーの挑戦者決定戦での成績は圧倒的でしたが、そこにたどり着くまでの戦いはフィッシャーにとっても大変なことでした。
Posted by keres65 at 2008年02月01日 19:20
keres65さん
ご指摘ありがとうございます。確かに言い過ぎたようです。表現を修正します。
また、今後ともよろしくお願いします。
Posted by eksmin at 2008年02月02日 01:18
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