昨日の朝日新聞の記事にあったのが「意外な競技でドーピング チェスで2年間資格停止も」という記事である。昨年、チェスプレイヤーがドーピングに引っかかり資格停止処分を受けたことにも触れられている。ただ、かわいそうなのが
女性はかかりつけの医師から「(ドーピングについて)問題ない」と言われていたという。「血圧降下剤を飲んでいる以上は大会に出られない。でもこの薬を飲み続けないといけないから」と残念がったという。
この女性の場合、競技会の21日前までに治療目的使用の適用措置をJADAに申請し、承認されれば、血圧降下剤を常用してもドーピング違反には問われなかった。(当該記事より。以下同じ)
つまり、チェスについてドーピングのことがあまりアナウンスされていなかったため、いらない処分を受ける羽目になってしまったのである。選手全体に、後段のことをいっておけばいいのではなかったのではないか。そうすれば、チェスの世界のドーピングの認識は甘いというほかないのではないか。
認識の甘さはほかにもあって、
渡井会長代行は「チェスの能力が薬物使用で向上することはない。他競技と一律に適用されるのはどうか。今回は足をすくわれた感じ」とも言う。
それはどうか。チェスの能力は何もマインド面のみならず、持久力などフィジカル面でも関係するものである。少なくともそこを補強するための薬は開発されてもおかしくはないはず。渡井さんはそこを考えるべきであったのではないか。もっとも、脳のパフォーマンスを上げる薬もありそうなのだが、それはまだ現実的でないので今はまだ考える必要はないのが幸いなのだが。
ドーピングはもう、あらゆるところで現実的な問題となっていると考えるべきではないかと思うのだがいかがであろうか。

